おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?の要約

著者
池上彰
ジャンル
ビジネス
出版社
NHK出版
出版日
2014-04-09

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現代人に必須の教養をわかりやすく池上彰氏が解説する本です。自分自身を知ることこそが、現代の教養だと池上氏は強調します。自分自身を知ることは、すぐには役に立たなくても社会に出て有効に働きます。そして、生きる力になる教養だとも池上氏は言うのです。

1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業。NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年より、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授

  • 序章 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?―現代の教養七科目
  • 第一章 宗教―唯一絶対の神はどこから生まれたのか?
  • 第二章 宇宙―ヒッグス粒子が解き明かす私たちの起源
  • 第三章 人類の旅路―私たちは突然変異から生まれた
  • 第四章 人間と病気―世界を震撼させたウイルスの正体
  • 第五章 経済学―歴史を変えた四つの理論とは?
  • 第六章 歴史―過去はたえず書き換えられる
  • 第七章 日本と日本人―いつ、どのようにして生まれたのか?
  • おわりに

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?1分間レビュー

日本の多くの大学は、学生に評判の悪い一般教養をやめてしまいました。企業側からも「即戦力の学生を育てて欲しい」「専門性を高めて欲しい」という声があり、大学は教養部を解体してしまったのです。一般教養を学ばずに社会へ出た卒業生たちは「一般常識がない」「教養が欠けている」などと揶揄されるようになりました。
さらに、池上氏は「すぐに役立つことは、世の中に出て、すぐに役に立たなくなる」と言います。変化の激しい現代は専門知識を習得しても、すぐに使えなくなります。だから、自分を支える基盤となる教養を身につけるべきだと言うのです。
基本的な教養の必要性を認識した多くの大学がリベラルアーツに目を向けるようになりました。リベラルアーツとは「基礎教養科目」のことですが、本来は「人を自由にする学問」という意味です。池上氏は東京工業大学のリベラルアーツセンター教授として教鞭をとっており、本書もその内容を踏まえています。
「人を自由にする学問」という観点から池上氏は、「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」の7つのテーマを選びました。本書を読むだけで、現代人に必要な基本的な教養を学ぶことができますが、さらに深く学びたいという人は、巻末の参考文献を読んでみるといいでしょう。
『おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』 オーディオブックはこちら
  http://www.febe.jp/product/204633?ref=fbd

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?要点・ポイント

  • 「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」の7科目を講義形式で明快に説いてくれます。リベラルアーツが一気に身につく決定版です。
  • 7つのテーマを読み解くうちに「私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」という疑問を探究することができます。自分自身を知るきっかけになるでしょう。
  • 一般常識として知っておきたい教養が身につきます。恥ずかしくて今さら人に聞けないような基本的な知識から、高度な専門知識まで網羅されています。

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?要約ダイジェスト

自然条件によっていろいろなタイプの宗教が生まれた

地震が起きたり台風が来たりすると、人間は簡単に死んでしまいます。自然に比べると人間はちっぽけで弱い存在です。古代の人々は人間の力の及ばないもっと強くて大きな力があるに違いないと考えました。自然への畏敬の念から生まれた宗教には自然条件によっていろいろなタイプがあると池上氏は言います。
古代の人々は自然現象とは神の怒りだと理解したのです。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は砂漠から生まれた一神教の宗教です。砂漠のように厳しい自然環境では「神の怒りに触れたら大変だ」という考えが説得力を持ち厳格で強い神が誕生しました。
日本に「八百万(やおよろず)の神」が存在するのは自然が豊かな地域だからだと池上氏は言います。泉が湧いていれば泉に、巨木があれば巨木に、草原にも山にも神様がいると古代の日本人は考えました。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はみな同じ神

アラブ人たちはアラビア語で神のことを「アッラー」と言います。ですから「アッラーの神」という表現は間違っているのです。「アッラー」を英語にすると「ゴッド」になります。どちら...

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