日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社の要約

著者
坂本光司
ジャンル
ビジネス
出版社
あさ出版
出版日
2008-03-21

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著者は、中小企業研究および支援をおこなっている坂本光司氏です。坂本氏は本書のなかで、経営者が大切にすべき「5人」とは誰で、経営者はその「5人」に何をすべきかを明らかにしています。また具体事例として、坂本氏が大切にしたいと考える14社を挙げ、各社の素晴らしさを紹介しています。

福井県立大学教授・静岡文化芸術大学教授等を経て2008年4月より法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)教授及び法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科(MBA)客員教授。他に、国、県、市町や商工会議所等団体の審議会や委員会の委員を多数兼務。専門は中小企業経営論・地域経済論・産業論。

はじめに
第1部 会社は誰のために?
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
おわりに

日本でいちばん大切にしたい会社1分間レビュー

著者の坂本氏は中小企業経営論などが専門で、大学で教鞭を執る傍ら、週に数回、企業への訪問調査をおこなってきた人物です。著者がこれまでに訪問した企業の数は、6000社を超えるといいます。
本書の第1部では、まず会社の存在意義が説かれます。坂本氏が考える、会社が大切にするべき「5人」とは誰なのでしょうか。また、会社はその「5人」にどんな使命と責任があるでしょうか。第2部では、50年前から障害者雇用に取り組む「日本理化学工業」など5社をメインに紹介し、それらの企業がどのような工夫や理念で「5人」に使命や責任を果たしているのか明らかにしています。コラムでは「ジョンソン・エンド・ジョンソン」などの9社が紹介されています。
坂本氏によれば、中小企業の経営者は、景気や規模、立地などに関する「5つの言い訳」を口にすることが多いそうです。しかし、本書で挙げられている14社は、景気や規模、立地などをものともせずに、好調な経営状態を保っています。本書を読みすすめるうちに、「その他大勢」の中小企業と、坂本氏が注目する14社との違いが明らかになります。

日本でいちばん大切にしたい会社要点・ポイント

  • 本書の著者は、数多くの中小企業研究および支援をおこなってきた人物。自らのフィールドワークにもとづき、「経営者が大切にすべき利害関係者は誰なのか」という視点から、すぐれた中小企業を選び出し紹介している1作です
  • 昨今、「お客様第一」を善しとする企業が一般的です。しかし、著者は「経営者がまず大切にすべきは社員」という考え方によって、強烈なアンチテーゼを投げかけています
  • 実際に「社員をもっとも大切にしている企業」として、全従業員の7割が障害者という日本理化学工業など、14のケースを紹介しています

日本でいちばん大切にしたい会社要約ダイジェスト

会社は誰のものなのか

会社というものは誰のもので、なんのために存在するのでしょうか。
坂本氏は、会社とはその会社に関わる全ての人々のものであり、広く社会のものだと述べています。そして、会社がもっとも大切にすべきなのは、社員とその家族であり、次に外注先・下請け企業の社員、3番目が顧客、4番目が地域社会、5番目が株主であるとも主張します。また、これらの人々こそ、会社が責任と使命を負うべき「5人」とも述べています。「5人」にきちんと責任と使命を果たせているか否かが、会社の盛衰を決めるというのが坂本氏の考えなのです。
ここまで読んできて、坂本氏の「株主は5番目に大切にすべきだ」という主張に違和感をおぼえるかもしれません。たしかに、株式会社は株主がいなければ成立しません。実際、経営者の中には、株主をいかに満足させるかを重視し、短期的な業績や株価を過剰に気にする人もいます。しかし、企業の社会的使命とは会社を継続させていくことであり、業績や成長はあくまでも継続のための手段です。だからこそ、坂本氏は「株主は5番目に大切にすべきだ」という言葉に加えて、目先の業績や成長を求めるあまりに無理を...

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