自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心の要約

著者
東田直樹
ジャンル
ビジネス
出版社
エスコアール
出版日
2007-02-28

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自閉症である東田直樹さんが、中学生の時に執筆した本で、自閉症の人の気持ちや振る舞いについて語った本です。自分の気持ちを表現することが難しいため、なかなか理解されることのなかった自閉症の人たちの世界について、一問一答方式で答えている一冊です。

千葉県君津市在住。1992年8月生。1998年3月児童相談所にて「自閉傾向」と診断を受ける。2005年4月千葉県立君津養護学校中学部入学。第4回・第5回「グリム童話賞」中学生以下の部大賞受賞をはじめ、受賞歴多数。

  • 第1章 言葉について―口から出てくる不思議な音
  • 第2章 対人関係について―コミュニケーションとりたいけれど…
  • 第3章 感覚の違いについて―ちょっと不思議な感じ方。なにが違うの?
  • 第4章 興味・関心について―好き嫌いってあるのかな?
  • 第5章 活動について―どうしてそんなことするの?
  • 短編小説 側にいるから

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心1分間レビュー

本書は、NHKのドキュメンタリーでも注目された重度自閉症者の東田直樹さんが、自閉症の人たちの世界を表現した一冊です。東田さんは、口頭でのコミュニケーションがとれませんが、幼い頃からのトレーニングにより筆談で意思疎通を図れるようになり、文字盤やパソコンによるコミュニケーション方法を使って自分の思いを人に伝えたり、本を執筆しています。
本書は東田さんが中学生のときに書かれたため「会話のできない中学生がつづる内なる心」と副題がつけられており、自閉症の人たちは何を考え、何を感じながら生活しているのか、彼自身の言葉で説明されていきます。幼い頃は自分が障害を持っていることが分からなかったという東田さんですが、成長するにつれて周囲の「君は普通と違うところがあって困る」という声から、自分が普通の人のようになることが難しいことに気がついたと言います。なぜ自分には普通の人のように、人に言われことに対応したり、会話したりすることができないのか。悔しくて悲しい毎日を送る中で、自閉症を個性と捉えてもらえるようになれば、もっと気持ちが楽になるのではないかと思うに至ったそうです。また、自分の言葉で表現することで、彼は自分の障害を受容したかったとも述べています。自閉症の子供の多くは、自分の気持ちを表現する手段を持ちません。その意味で、自閉症の人の心の中を描いた本書を通じて彼らの世界を旅し、彼らについて理解を深めることができる貴重な一冊といえるでしょう。

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心要点・ポイント

  • 本書は、口頭でのコミュニケーションは難しいものの、書くという手段で言葉を紡ぐことを体得した自閉症の東田直樹さんが、中学生の時に執筆した一冊です。なぜ自分たちが普通の人達と違うのか、彼自身の率直な気持ちが語られます。
  • 言葉、対人関係、感覚の違い、興味や関心、活動、それぞれのテーマに分け、5章にわたって一問一答形式で説明していきます。自分の気持ちを表現する手段を持たない自閉症の子どもたちが多い中、自閉症の人たちの行動や考え方について理解をはかることができますし、自閉症を一つの個性として感じてほしいという著者の気持ちを感じることができます。

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心要約ダイジェスト

言葉について どうして質問を繰り返すの?

みなさん、コミュニケーションをとるにあたって「話せて当たり前」と考えている人がほとんどだと思います。しかし自閉症の人たちの多くは、言葉で会話をすることに困難を覚えます。会話ができないということは、自分の気持ちを伝えられないことを意味します。「話せないということは、孤独で夢も希望もなく、ただ与えられた毎日を人形のように過ごすことなのです」と著者の東田さんは語ります。
彼は幸いにして彼の母親のすすめもあり、幼い頃から自分の力で人とコミュニケーションがとれる筆談を学び、その後長い時間をかけてトレーニングをした結果、パソコンや文字盤を使って自分の気持ちを表現できるようになりました。特に文字を指さすことで言葉を伝えられる文字盤は、何かを話そうと意識すると、どうしても消えてしまう彼の言葉をつなぎとめておくきっかけとなってくれました。
本書はそんな彼の長期間に渡る訓練の結果、可能になった彼自身の言葉を紡ぎ上げた一冊です。
第一章のタイトルは「言葉について」となっており、自閉症の人たちがなぜ大きな声を出すのか、なぜいつも同じことを尋ねるのか、な...

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自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

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